2010-07-01(Thu)
ボクの幼なじみ(小学生編)27
あれからしばらくして卒業式。
終業式より早いので春休みも長く、
まして少年野球団も卒団して後は早く中学の野球部に入るのを待つばかり。
暇を持て余していたので、たまたま会った奈美の家に寄ることにしました。
部屋に上がるとまだ人生ゲームがおいてあります。
2人でやらへんと持ちかけると(勿論、魂胆あり!)
「止めといた方がええで。 どのみちしょうが負けるから」
「なんでやねん、そんなんわからへんやん」
「ホント言うとな、ルーレットにコツがあってほぼ狙い通りいくねん」
「えっ! ほんまかいな?」
「ルーレット、ちょっと固いやろ、それで力加減でだいたいのところ行くようにできんねん」
「ええっ、うっそやん!ほんまにぃ。 それで負けたん?」
「あたしは確率悪いけど、姉は半分ぐらい狙ったとおりの目、出しよる」
「汚ったねぇ。ほんまかにな、それ。 めっちゃ、ずるやん。 知らんかったわ」
「でも、姉がなんであんなこと言い出したんか、ようわからん」
「・・・、何のこと?」
「いや、なんていうか、賭けのこと・・・」
「・・・」
「きっと、しょうの、見たかったんかも」
「なんで、おれのやねん」
「そんなん、わからんわ」
「なぁ~」
「なに?」
「・・・」
「・・・」
なぜかオレ、気まずいムード。
「なぁ」
「・・・」
「おれのん、見せたから、奈美のも見せてぇ~なぁ」
「えっ、そんなん、・・・、」
「ええやん、かまへんやん」
「・・・」
「なっ、ええやろ」
「そんなん、恥ずかしいのに決まってんやろ」
「だから言うてんねんやぁ」
「しょうのスケベ」
「スケベでもなんでもええから、見せてえなぁ」
「ええ~っ、そんなん、・・・」
「オレかてかっこわるかったし、奈美も見たやろ」
「そんなん、よ~ぉ見てへんし」
「うそつけ、よ~見てたやん」
「・・・」
「なら、じゃんけん! なっ、じゃんけんならええやろ」
「ええ~っ、・・・、そっ、そん、な、ん・・・、そんなん、・・・、いややて」
終業式より早いので春休みも長く、
まして少年野球団も卒団して後は早く中学の野球部に入るのを待つばかり。
暇を持て余していたので、たまたま会った奈美の家に寄ることにしました。
部屋に上がるとまだ人生ゲームがおいてあります。
2人でやらへんと持ちかけると(勿論、魂胆あり!)
「止めといた方がええで。 どのみちしょうが負けるから」
「なんでやねん、そんなんわからへんやん」
「ホント言うとな、ルーレットにコツがあってほぼ狙い通りいくねん」
「えっ! ほんまかいな?」
「ルーレット、ちょっと固いやろ、それで力加減でだいたいのところ行くようにできんねん」
「ええっ、うっそやん!ほんまにぃ。 それで負けたん?」
「あたしは確率悪いけど、姉は半分ぐらい狙ったとおりの目、出しよる」
「汚ったねぇ。ほんまかにな、それ。 めっちゃ、ずるやん。 知らんかったわ」
「でも、姉がなんであんなこと言い出したんか、ようわからん」
「・・・、何のこと?」
「いや、なんていうか、賭けのこと・・・」
「・・・」
「きっと、しょうの、見たかったんかも」
「なんで、おれのやねん」
「そんなん、わからんわ」
「なぁ~」
「なに?」
「・・・」
「・・・」
なぜかオレ、気まずいムード。
「なぁ」
「・・・」
「おれのん、見せたから、奈美のも見せてぇ~なぁ」
「えっ、そんなん、・・・、」
「ええやん、かまへんやん」
「・・・」
「なっ、ええやろ」
「そんなん、恥ずかしいのに決まってんやろ」
「だから言うてんねんやぁ」
「しょうのスケベ」
「スケベでもなんでもええから、見せてえなぁ」
「ええ~っ、そんなん、・・・」
「オレかてかっこわるかったし、奈美も見たやろ」
「そんなん、よ~ぉ見てへんし」
「うそつけ、よ~見てたやん」
「・・・」
「なら、じゃんけん! なっ、じゃんけんならええやろ」
「ええ~っ、・・・、そっ、そん、な、ん・・・、そんなん、・・・、いややて」