2008-12-05(Fri)
麻衣妖炎 第一話
第一章 序 章
≪プロローグ≫
なんだか今日は不思議な気分で目をさめた。
だるいような、でもさっぱりした気分のような気もする。
両親は今日から結婚記念で温泉旅行に出かける。
しかも帰りに、東京に就職したお兄ちゃんの様子を見に、もう一泊して帰るという。
つまり二日間、一人暮らしになる。
お母さんは食器を片付けたり洗濯機を回したりしてバタバタしている。
「麻衣! 洗濯機が止まったら必ず干しといてね。お願いね。出かけるときはキチンと戸締りしてね。食事はきちんと取るのよ。」
なんだかんだと言うお母さん。
「は~ぃ。」
明るく返事をした。
お母さんはなにか上機嫌。とってもうれしいそう。
普段通りのお父さん。
ようやく準備が整ったのか、「それじゃ行ってきます。」
「きちんとしているのよ。悪いことしたらダメよ。」っとお母さんは、小声でいたずらっぽくささやいた。
内心ドキッとしたが冷静に「うん、わかっているよ。」
「それじゃ行ってきます。」玄関口まで見送った。
両親はそそくさと出て行った。
内心ドキッとしたのはわけがある。
実は彼、大輔がやってきて今日“一泊”泊まっていくという。
初めての体験。
今からワクワクドキドキ。
でもどうやらお母さんには見抜かれたみたい。
このところウキウキしていたからかなぁ?
でもお母さんは何もいわず許してくれた。
実はお母さんも、初めての男の人はお父さんじゃないみたい。
自分の経験から避妊は必ずしなさいねという。
そりゃわかっているけど。
大輔が来てくれたら嬉しいな。
一緒に夜を過ごすのがとっても楽しみ。
夫婦ごっこみたい。
お料理して食事してテレビ見て、ぴったりくっつくの。
身も心もサービスしちゃう!
……やだ!
身も心もだって!
キャハ!?
さて、どうしよう?
と思いながら大輔が来る夕方までしばらく時間がある。
まずは自分の部屋のお片づけ。
掃除機をかけ、ベッドはシーツを取り替えてベッドメイキング。
机の上の整理、飾り付けのぬいぐるみもきちんと直した。
それからお母さんに言われた洗濯物を干す。
≪プロローグ≫
なんだか今日は不思議な気分で目をさめた。
だるいような、でもさっぱりした気分のような気もする。
両親は今日から結婚記念で温泉旅行に出かける。
しかも帰りに、東京に就職したお兄ちゃんの様子を見に、もう一泊して帰るという。
つまり二日間、一人暮らしになる。
お母さんは食器を片付けたり洗濯機を回したりしてバタバタしている。
「麻衣! 洗濯機が止まったら必ず干しといてね。お願いね。出かけるときはキチンと戸締りしてね。食事はきちんと取るのよ。」
なんだかんだと言うお母さん。
「は~ぃ。」
明るく返事をした。
お母さんはなにか上機嫌。とってもうれしいそう。
普段通りのお父さん。
ようやく準備が整ったのか、「それじゃ行ってきます。」
「きちんとしているのよ。悪いことしたらダメよ。」っとお母さんは、小声でいたずらっぽくささやいた。
内心ドキッとしたが冷静に「うん、わかっているよ。」
「それじゃ行ってきます。」玄関口まで見送った。
両親はそそくさと出て行った。
内心ドキッとしたのはわけがある。
実は彼、大輔がやってきて今日“一泊”泊まっていくという。
初めての体験。
今からワクワクドキドキ。
でもどうやらお母さんには見抜かれたみたい。
このところウキウキしていたからかなぁ?
でもお母さんは何もいわず許してくれた。
実はお母さんも、初めての男の人はお父さんじゃないみたい。
自分の経験から避妊は必ずしなさいねという。
そりゃわかっているけど。
大輔が来てくれたら嬉しいな。
一緒に夜を過ごすのがとっても楽しみ。
夫婦ごっこみたい。
お料理して食事してテレビ見て、ぴったりくっつくの。
身も心もサービスしちゃう!
……やだ!
身も心もだって!
キャハ!?
さて、どうしよう?
と思いながら大輔が来る夕方までしばらく時間がある。
まずは自分の部屋のお片づけ。
掃除機をかけ、ベッドはシーツを取り替えてベッドメイキング。
机の上の整理、飾り付けのぬいぐるみもきちんと直した。
それからお母さんに言われた洗濯物を干す。