2010-01-08(Fri)
麻衣妖炎 第五十一話
そんなことを思い出しながら麻美にもらった恋愛小説の本を閉じた。
京都旅行の帰り、駅地下の本屋に立ち寄り、麻衣に是非にといって買ってくれた小説。
麻美が大好きな小説らしく、女の子が男の子にモーレツアタックして恋を勝ち取る。
自由奔放な主人公は時として“はちゃめちゃ”な行動で、
男の子に意地悪なことも言うんだけれど、それがまた逞しく微笑ましい内容だった。
あの京都旅行は結構激しかったなぁ。
高校生と違い少し大人になっていろいろなことを試した。
いや、試されたかもしれない?
結局あの時、麻美に下着を全部脱がされ、麻美の指が私の中をグルグルかき回されたときは、もう私はドロドロ。
あのソフトタッチの指使いが忘れられなく、たまに思い出しながらひとりエッチで真似をするときもあったけど、でもやっぱり麻美の指と違う。
あのソフトタッチ感覚は麻美しか出来ないものなのかと、勉強不足?を呪ったこともある。
あの時はおまけもついた。
麻美のソフトタッチの指使いとは別に荒々しい手も襲ってきた。
おかしいと思ってみると裕子が私の中にいた。
裕子の指は長いけれど、バレーボールで鍛えられた指は太く猛々しい。
その指で麻衣の中をまさぐられた。
まるで男のあれを連想させる感触に、悶えてしまった自分もいる。
でも女の人とするときはやっぱりソフトタッチがいい。
そんな女同士の戯れに思い焦がれると、その世界にのめり込みそうになる自分も怖かった。
久美子はそのとき少し離れたところで女座りをしてこちらを見ていた。
月明かりの障子をバックに久美子の裸体が浮かび上がっている。
また綺麗だと感じた。
大きくはないが芳醇な香りがするバスト。
美しく引き締まったお腹。
薄い茂みに柔らかそうで引き締まったお尻。 そしてすらりと伸びた足。
モデルでも十分出来そうな肢体。
小柄でポチャリ目な麻衣にとっては、とてもうらやましい限り。
そのことを麻美に話すと、何事にも一生懸命している人は美しいものよと言われた。
仕事にも勉強にも、そして恋にしても一生懸命な人は輝いて見えるものなの。
だからマイもなにかに打ち込んでみたら。 そしたら綺麗になれるわよ。
そうかもしれない。 いや、そうだ。
学生のとき正直、不細工と思える人が一生懸命勉強していると美しいと思えた。
スポーツ選手でも、一見ビジュアルが悪そうな人も輝いて見える。
恋をしている女性は美しい。 そんな言葉もある。
何事にも一生懸命がその人を美しくさせる。
生き方がその人の顔を変える。 そんなものだと。
私も美しくありたい。
麻衣にはどうしても冷めた部分がある。
麻美が言うにはそれは自信のなさの現われ。
人は弱いもの。 弱いから自信がない。 それはみんな一緒。
でも自信がなくても好きだからやろうと思った事に集中していると、周りから綺麗に見えるものと教えてくれた。
要は好きなものを見つけ、それにどっぷり浸かれるかどうかで、その人の美しさが変わる。
そんなものかもしれない。 頭もよくなければ、容姿にも自信がない。
ポリシーも勇気もなにもないけれど、チャレンジすることは新しい世界が開かれるかもしれない。
そう思うと世界が明るく見えた。
女だから美しくありたい。
その単純な願いだけでも人を変えると麻美は言ってくれた。
ならば・・・。
そんなことを思い出しながら、ふと、大輔が来る時間が気になり顔を上げて時計を見ると、やばい! あと1時間くらいで来る。
視線を落とすとそこには大きな鏡がある。 麻衣は自分の姿を見た。
ベッドにもたれて、一人だからミニスカートにもかかわらず体育座りをしている。
少し開いた足の間からピンクの下着が覗いて見えるが…、
ん? やだ! 色が変わっている。
エッチなことを思い出していたからお汁をこぼしてしまったらしい。
やだ、大輔に見られたら困る。 はき替えなくっちゃ。
急いで立ち上がり引き出しを開けた。
そこには今つけている下着と一緒に買った紐仕様の下着が一番上にある。
身支度をするときに迷った一枚。
紐を解くとはらりと取れてしまうので、エッチ過ぎるかもしれないと思い今つけているのを選んだ。
今は悩んでいるほどの時間はない。
エィっと思いその下着を手に取るとトイレに駆け込みビデを使って身支度をし、その下着を身につけた。
京都旅行の帰り、駅地下の本屋に立ち寄り、麻衣に是非にといって買ってくれた小説。
麻美が大好きな小説らしく、女の子が男の子にモーレツアタックして恋を勝ち取る。
自由奔放な主人公は時として“はちゃめちゃ”な行動で、
男の子に意地悪なことも言うんだけれど、それがまた逞しく微笑ましい内容だった。
あの京都旅行は結構激しかったなぁ。
高校生と違い少し大人になっていろいろなことを試した。
いや、試されたかもしれない?
結局あの時、麻美に下着を全部脱がされ、麻美の指が私の中をグルグルかき回されたときは、もう私はドロドロ。
あのソフトタッチの指使いが忘れられなく、たまに思い出しながらひとりエッチで真似をするときもあったけど、でもやっぱり麻美の指と違う。
あのソフトタッチ感覚は麻美しか出来ないものなのかと、勉強不足?を呪ったこともある。
あの時はおまけもついた。
麻美のソフトタッチの指使いとは別に荒々しい手も襲ってきた。
おかしいと思ってみると裕子が私の中にいた。
裕子の指は長いけれど、バレーボールで鍛えられた指は太く猛々しい。
その指で麻衣の中をまさぐられた。
まるで男のあれを連想させる感触に、悶えてしまった自分もいる。
でも女の人とするときはやっぱりソフトタッチがいい。
そんな女同士の戯れに思い焦がれると、その世界にのめり込みそうになる自分も怖かった。
久美子はそのとき少し離れたところで女座りをしてこちらを見ていた。
月明かりの障子をバックに久美子の裸体が浮かび上がっている。
また綺麗だと感じた。
大きくはないが芳醇な香りがするバスト。
美しく引き締まったお腹。
薄い茂みに柔らかそうで引き締まったお尻。 そしてすらりと伸びた足。
モデルでも十分出来そうな肢体。
小柄でポチャリ目な麻衣にとっては、とてもうらやましい限り。
そのことを麻美に話すと、何事にも一生懸命している人は美しいものよと言われた。
仕事にも勉強にも、そして恋にしても一生懸命な人は輝いて見えるものなの。
だからマイもなにかに打ち込んでみたら。 そしたら綺麗になれるわよ。
そうかもしれない。 いや、そうだ。
学生のとき正直、不細工と思える人が一生懸命勉強していると美しいと思えた。
スポーツ選手でも、一見ビジュアルが悪そうな人も輝いて見える。
恋をしている女性は美しい。 そんな言葉もある。
何事にも一生懸命がその人を美しくさせる。
生き方がその人の顔を変える。 そんなものだと。
私も美しくありたい。
麻衣にはどうしても冷めた部分がある。
麻美が言うにはそれは自信のなさの現われ。
人は弱いもの。 弱いから自信がない。 それはみんな一緒。
でも自信がなくても好きだからやろうと思った事に集中していると、周りから綺麗に見えるものと教えてくれた。
要は好きなものを見つけ、それにどっぷり浸かれるかどうかで、その人の美しさが変わる。
そんなものかもしれない。 頭もよくなければ、容姿にも自信がない。
ポリシーも勇気もなにもないけれど、チャレンジすることは新しい世界が開かれるかもしれない。
そう思うと世界が明るく見えた。
女だから美しくありたい。
その単純な願いだけでも人を変えると麻美は言ってくれた。
ならば・・・。
そんなことを思い出しながら、ふと、大輔が来る時間が気になり顔を上げて時計を見ると、やばい! あと1時間くらいで来る。
視線を落とすとそこには大きな鏡がある。 麻衣は自分の姿を見た。
ベッドにもたれて、一人だからミニスカートにもかかわらず体育座りをしている。
少し開いた足の間からピンクの下着が覗いて見えるが…、
ん? やだ! 色が変わっている。
エッチなことを思い出していたからお汁をこぼしてしまったらしい。
やだ、大輔に見られたら困る。 はき替えなくっちゃ。
急いで立ち上がり引き出しを開けた。
そこには今つけている下着と一緒に買った紐仕様の下着が一番上にある。
身支度をするときに迷った一枚。
紐を解くとはらりと取れてしまうので、エッチ過ぎるかもしれないと思い今つけているのを選んだ。
今は悩んでいるほどの時間はない。
エィっと思いその下着を手に取るとトイレに駆け込みビデを使って身支度をし、その下着を身につけた。