2010-03-08(Mon)
落ちていく私 4 ≪不安な日々≫
≪ 第二章 男の手紙 ≫
その日は早番で7時には仕事場を出る。
まっすぐ帰る気がしないので、
女性が一人で入っても気兼ねしないレストランで夕食を済ませた。
ボーっとこれからのことを考えた。 これからどうすればいいの?
友達に相談もできない。
「オナニーを見られた」 どうしたらいいなんて、とても相談できる話ではない。
転居も考えた。
しかしそんなに身入りのいい仕事ではなく、できればお金は使いたくない。
結局しばし様子を見るしかないと思い、嫌々部屋に戻ることにした。
マンションに着くとポストに手紙が入っていた。 切手もあて先もない。
迷惑DMかと思い裏をひっくり返してみると、そこには「向かいの者より」と書いてあった。
『きた!』・・・やっぱり転居するしかない・・・
そう思うと薄っぺらい手紙を握り締め、部屋に戻ると電気もつけず、
ハサミを持ってお風呂場に飛び込んだ。
何か変な物が入っていたら風呂場の中だと隔離はできる、
そう思いお風呂のドアをきっちり閉めた。
薄暗いバスルームの電球に手紙をかざしてみた。
薄っぺらい封筒は中が透けて見え、異物は入ってなさそうに見える。
角度を変えながらも何度見ても同じことだった。
少し安心はしたものの、ゆっくりハサミを入れた。
中を見るとやはり手紙しかなかった。
手紙を広げてみると文章は比較的短めで、しっかりとした肉筆でその手紙は書かれていました。
その日は早番で7時には仕事場を出る。
まっすぐ帰る気がしないので、
女性が一人で入っても気兼ねしないレストランで夕食を済ませた。
ボーっとこれからのことを考えた。 これからどうすればいいの?
友達に相談もできない。
「オナニーを見られた」 どうしたらいいなんて、とても相談できる話ではない。
転居も考えた。
しかしそんなに身入りのいい仕事ではなく、できればお金は使いたくない。
結局しばし様子を見るしかないと思い、嫌々部屋に戻ることにした。
マンションに着くとポストに手紙が入っていた。 切手もあて先もない。
迷惑DMかと思い裏をひっくり返してみると、そこには「向かいの者より」と書いてあった。
『きた!』・・・やっぱり転居するしかない・・・
そう思うと薄っぺらい手紙を握り締め、部屋に戻ると電気もつけず、
ハサミを持ってお風呂場に飛び込んだ。
何か変な物が入っていたら風呂場の中だと隔離はできる、
そう思いお風呂のドアをきっちり閉めた。
薄暗いバスルームの電球に手紙をかざしてみた。
薄っぺらい封筒は中が透けて見え、異物は入ってなさそうに見える。
角度を変えながらも何度見ても同じことだった。
少し安心はしたものの、ゆっくりハサミを入れた。
中を見るとやはり手紙しかなかった。
手紙を広げてみると文章は比較的短めで、しっかりとした肉筆でその手紙は書かれていました。