2010-05-20(Thu)
ボクの幼なじみ(小学生編)9
試合は9-9、最終回5番から始まる打者はファーボールを選びました。
続く6番7番は凡退ですが、それぞれ進塁ができ2アウト3塁。
ボクの打順です。
監督のサインは『思い切っていけ!』
初球を強振しました。
ボールはピッチャーの頭上を遥かに超えたのですが、
当たりが強かったので運が悪かったらセンターライナー、
良くてもセンター正面という打球を目で追いかけましたが、
なぜか打球を見失い、その先にいた奈美が目に飛び込んできたのです。
奈美は胸元で両手を握り締め、
目をギュッとつぶって何か必死に祈ってるように見えましたが、それにはかまってられません。
打球を目で探す余裕はなく、
『落ちろ! 落ちろ!』ワンバンドになれって必死で思いながら1塁に向かって全力で走り出しました!
周りでワァーワァーという声が聞こえますが、何を言っているのかさっぱりわかりません。
1塁手を見ると大きく手を伸ばして、その先はセンター方向を向いています。
その横のコーチャーズボックスにいる選手は『滑り込め』のサイン。
頭が真っ白になって、力の限り1塁ベースに向かってダイビング!
ほぼ同時と思えたタイミング! 一塁手とともに審判の顔を見ました。
「セーフ! セーフ!」
振り返ると3塁ランナーがホームを駆け抜けた瞬間。
「ょ、しゃああああ~~~!」雄叫びを恥ずかしげもなく吠えました。
チームメイトに頭をボコボコに叩かれたのですが、胸元が真っ黒に汚れたユニフォームはボクの勲章でした。
続く6番7番は凡退ですが、それぞれ進塁ができ2アウト3塁。
ボクの打順です。
監督のサインは『思い切っていけ!』
初球を強振しました。
ボールはピッチャーの頭上を遥かに超えたのですが、
当たりが強かったので運が悪かったらセンターライナー、
良くてもセンター正面という打球を目で追いかけましたが、
なぜか打球を見失い、その先にいた奈美が目に飛び込んできたのです。
奈美は胸元で両手を握り締め、
目をギュッとつぶって何か必死に祈ってるように見えましたが、それにはかまってられません。
打球を目で探す余裕はなく、
『落ちろ! 落ちろ!』ワンバンドになれって必死で思いながら1塁に向かって全力で走り出しました!
周りでワァーワァーという声が聞こえますが、何を言っているのかさっぱりわかりません。
1塁手を見ると大きく手を伸ばして、その先はセンター方向を向いています。
その横のコーチャーズボックスにいる選手は『滑り込め』のサイン。
頭が真っ白になって、力の限り1塁ベースに向かってダイビング!
ほぼ同時と思えたタイミング! 一塁手とともに審判の顔を見ました。
「セーフ! セーフ!」
振り返ると3塁ランナーがホームを駆け抜けた瞬間。
「ょ、しゃああああ~~~!」雄叫びを恥ずかしげもなく吠えました。
チームメイトに頭をボコボコに叩かれたのですが、胸元が真っ黒に汚れたユニフォームはボクの勲章でした。