2010-10-16(Sat)
ボクの幼なじみ(中学生編)5
「そや、ええもん、見したろか」
「なんや?」
奈美は立ち上がると和ダンスの小さな引出しから小箱を取り出し、
その中からアルミ箔に包まれた一つの物を手渡してきました。
「これ、なんか知ってる?」
「わからん、なんやのこれ・・・」
「ふふっ」なんだか楽しそうな顔をしている奈美。
「S・K・I・Nって書いてある。 スキン? スキンって肌? なんのこっちゃ」
「知らんかぁ~、ゴムやん、ゴム」
「ゴムって・・・??? アルミ箔に入ったゴム? 消しゴム?」
「もう1個あんねん、ほれ、これ」
今度は透明なビニールに入った奴でした。
確かにピンク色のゴムらしきものが輪っか状で封印されています。
「出してみぃ」
「なんか、これ、固い」
「ほらぁ、貸してみぃ」
手渡すと器用に端を破り、中から輪っか状の物を取り出し手のひらに乗せてくれました。
「なんやのこれ、なんかヌルヌルする」
「コンやん、コ・ン」
「コンって???」
「コンドーム」
コンドームは知ってました。が、見るのは初めてです。
しげしげ裏にひっ繰り返したり、光を当ててみたりマジマジ見てしまいました。
「持って帰り」
「ええのん?」
「かまへん、ぎょうさんあるから1個や2個、無くなってもわからへん」
「わからへんって、誰のん?」
「お母さんの、大丈夫やから持って帰り」
破れたビニールにきちんと元に戻し、大事にポケットにしまいました。
「んじゃ、帰るわ」
「また、遊びに来てな。そういえば今度試合あるん」
「ああ、土曜日曜と続けてな」
「どこでやるん」
「土曜はうちで練習試合、日曜は公式戦やから市民野球場」
「行ってええかぁ」
「別にかまへんけど、野球わからへんのんちゃうん」
「気が向いたら行くわ」
「ああ」生返事に階段を下り帰宅しました。
さぁ、風呂入ろと思った瞬間です。
なんのこっちゃパンツを返してもらうのを忘れてました。
“しもた!”と思っても後の祭り、まぁええわ、明日また行って返してもらおうと考えました。
「なんや?」
奈美は立ち上がると和ダンスの小さな引出しから小箱を取り出し、
その中からアルミ箔に包まれた一つの物を手渡してきました。
「これ、なんか知ってる?」
「わからん、なんやのこれ・・・」
「ふふっ」なんだか楽しそうな顔をしている奈美。
「S・K・I・Nって書いてある。 スキン? スキンって肌? なんのこっちゃ」
「知らんかぁ~、ゴムやん、ゴム」
「ゴムって・・・??? アルミ箔に入ったゴム? 消しゴム?」
「もう1個あんねん、ほれ、これ」
今度は透明なビニールに入った奴でした。
確かにピンク色のゴムらしきものが輪っか状で封印されています。
「出してみぃ」
「なんか、これ、固い」
「ほらぁ、貸してみぃ」
手渡すと器用に端を破り、中から輪っか状の物を取り出し手のひらに乗せてくれました。
「なんやのこれ、なんかヌルヌルする」
「コンやん、コ・ン」
「コンって???」
「コンドーム」
コンドームは知ってました。が、見るのは初めてです。
しげしげ裏にひっ繰り返したり、光を当ててみたりマジマジ見てしまいました。
「持って帰り」
「ええのん?」
「かまへん、ぎょうさんあるから1個や2個、無くなってもわからへん」
「わからへんって、誰のん?」
「お母さんの、大丈夫やから持って帰り」
破れたビニールにきちんと元に戻し、大事にポケットにしまいました。
「んじゃ、帰るわ」
「また、遊びに来てな。そういえば今度試合あるん」
「ああ、土曜日曜と続けてな」
「どこでやるん」
「土曜はうちで練習試合、日曜は公式戦やから市民野球場」
「行ってええかぁ」
「別にかまへんけど、野球わからへんのんちゃうん」
「気が向いたら行くわ」
「ああ」生返事に階段を下り帰宅しました。
さぁ、風呂入ろと思った瞬間です。
なんのこっちゃパンツを返してもらうのを忘れてました。
“しもた!”と思っても後の祭り、まぁええわ、明日また行って返してもらおうと考えました。