2010-11-13(Sat)
ボクの幼なじみ(中学生編)17
教室から体操服を取って校庭に出ると奈美がいました。
「おぅ、どなしてん」
「勝ってんてな、良かったやん」
「当たり前やん、今日の相手、弱いし。 それより明日がホンチャンやから」
「んなら、明日、勝ったらお祝いしたげるわ。 勝ったら帰りに家寄って」
「お祝いてなんやぁ? あっ、それより誰もおれへんな。 ええもん見したろ」
「ん? なに?」
カバンをガサゴソと探すとユニフォームのズボンを取り出しました。
ズボンの後ろにはボタンで封されてるポケットがあります。
そのボタンを外すと、中からチラッと布切れを見せました。
「それ、ひょっとして、うちのん?」
「そや、げん担ぎや」
「なんか恥ずかしいわぁ」
「別にお前のんやとは、誰もわからへんやろ」
「まぁね、そういえばうちのお母ちゃんも言うとったわ」
「なんて?」
「あげまん」
「なんやのそれ」
「うちも、よぉ~知らん。 でもうちの家系は男の人に幸与えるってゆうとった。
でもそのぶんうちらが割喰ってるとも」
「なんや、ようわからん。 まぁええわ、ほなら、明日勝ったら寄るわ」
「あぁ、そうして、待ってるさかいに」
いつまでも女子と二人で話しているところを見られたらヤバイので別々に帰ることにしました。
それより明日勝てば、エッチの続きが出来るかと思ってワクワク、
試合(?)に向かって体力温存、マスもかかずさっさと寝ることにします。
翌日の試合は県大会ベスト36をかけた戦いです。
うちの学校はそこそこ強いのですが、歴代県36位が最高位で、それと並べるかどうかという試合。
さすがにここまで残っている学校も有名校だらけで緊迫した試合になりました。
7回表が終わってうちらの攻撃、打順がボクから始まりボテボテながらもヒット。
ノーアウト1塁でベンチのサインは“待て”
ここまで2-2なので次の1点は決勝点になる可能性大!
その重責をボクが荷負うことになります。
打者はバンドのポーズで2球見送りカウント0-2
ベンチは2盗のサインがでました。
ドキン!単独盗塁です。
プレッシャーが襲い、ズボンの後ろポケット、奈美のパンツを握りしめ盗塁に備えました。
打者が空ぶってくれたので単独スチール成功!
次の球で送りバンド、1アウトながら3塁、大きな勝越しチャンス。
3番凡退ながらも打のエースの4番が決めてくれました。
試合はそのまま勝って歴代に並ぶベスト36
次の対戦相手はシード校、勝つぞ~って叫びながら意気揚々と帰ったのは言うまでもありません。
「おぅ、どなしてん」
「勝ってんてな、良かったやん」
「当たり前やん、今日の相手、弱いし。 それより明日がホンチャンやから」
「んなら、明日、勝ったらお祝いしたげるわ。 勝ったら帰りに家寄って」
「お祝いてなんやぁ? あっ、それより誰もおれへんな。 ええもん見したろ」
「ん? なに?」
カバンをガサゴソと探すとユニフォームのズボンを取り出しました。
ズボンの後ろにはボタンで封されてるポケットがあります。
そのボタンを外すと、中からチラッと布切れを見せました。
「それ、ひょっとして、うちのん?」
「そや、げん担ぎや」
「なんか恥ずかしいわぁ」
「別にお前のんやとは、誰もわからへんやろ」
「まぁね、そういえばうちのお母ちゃんも言うとったわ」
「なんて?」
「あげまん」
「なんやのそれ」
「うちも、よぉ~知らん。 でもうちの家系は男の人に幸与えるってゆうとった。
でもそのぶんうちらが割喰ってるとも」
「なんや、ようわからん。 まぁええわ、ほなら、明日勝ったら寄るわ」
「あぁ、そうして、待ってるさかいに」
いつまでも女子と二人で話しているところを見られたらヤバイので別々に帰ることにしました。
それより明日勝てば、エッチの続きが出来るかと思ってワクワク、
試合(?)に向かって体力温存、マスもかかずさっさと寝ることにします。
翌日の試合は県大会ベスト36をかけた戦いです。
うちの学校はそこそこ強いのですが、歴代県36位が最高位で、それと並べるかどうかという試合。
さすがにここまで残っている学校も有名校だらけで緊迫した試合になりました。
7回表が終わってうちらの攻撃、打順がボクから始まりボテボテながらもヒット。
ノーアウト1塁でベンチのサインは“待て”
ここまで2-2なので次の1点は決勝点になる可能性大!
その重責をボクが荷負うことになります。
打者はバンドのポーズで2球見送りカウント0-2
ベンチは2盗のサインがでました。
ドキン!単独盗塁です。
プレッシャーが襲い、ズボンの後ろポケット、奈美のパンツを握りしめ盗塁に備えました。
打者が空ぶってくれたので単独スチール成功!
次の球で送りバンド、1アウトながら3塁、大きな勝越しチャンス。
3番凡退ながらも打のエースの4番が決めてくれました。
試合はそのまま勝って歴代に並ぶベスト36
次の対戦相手はシード校、勝つぞ~って叫びながら意気揚々と帰ったのは言うまでもありません。