2010-11-25(Thu)
ボクの幼なじみ(中学生編)22
≪ 第三章 おばさん ≫
部屋に上がると牛乳を一杯、
奈美のおばさんはボクに気を使ってくれていつも体に良い牛乳を出してくれます。
テーブルをはさんで座ると、なんとなく改まった感じで緊張しました。
「あのね、ちょっと奈美の事を聞きたいの」
奈美のことと言われて、ボクのことではないので不安と緊張が和らぎました。
「あのね、ちょっと聞きにくい事なんだけど・・・、
んん~ん、なんて言うかなぁ。
あのね、あそこの引出しに何が入っているか知ってる?」
箪笥の上の方、小さな引出しを指さしました。
表情を変えないようにしたつもりですが、ドキッとしました。
だってそこには確かコンドームが入っていた引出しです。
その他に何が入ってるのかは知りませんが、例の物はあそこです。
おばさんにバレてはまずいと思ったボクは首を横に振りました。
「そう、知らないの。
実はね、しょう君だからいうんだけど、男と女というか、言いにくいんだけど・・・、
実は避妊具が入ってるの」
内心ドキドキしています。
「それがね、実はね、このところちょっとずつ無くなってるの。
瑠衣なら社会人だし、もし使うにしてもちゃんと自分で買うと思うの。
無くなるのは奈美のせいだと思うんだけど、奈美も年頃だし、変なことになってないかと心配で。
ねぇ、しょう君、何か知らない。 誰かと付き合ってるとか、変な噂を聞くとか、心配なのおばさん」
「・・・」
ボクのせいだと直ぐわかりましたが、それをおばさんに言うのは・・・
「ねぇ、しょう君、何か知らない。 誰かにいじめられてるとか。
あの子ね、表向きは気が強そうにみえるけど、ホントに小心者なの。
口だけは達者な分、何か抜き差しならない状況になってないかって、おばさん・・・」
やばい・・・!
おばさんは感情が高ぶった涙声になってきました。
おばさんに言いにくいのは、あたりまえなんだけど・・・
それよりおばさんを悲しませるのはもっと良くない。
どうしたものかと思いはしましたが、解決できる方法はたったひとつしかありません。
「あっ、あのぉ~」
「ん? 何か知ってるの。 決して怒らないし、奈美にも絶対言わないから教えて」
「あのぉ~、そのぉ~、・・・、ボクです・・・」
おばさんはキョトンとしました。
シラッとした空気が吹きましたが、おばさんは緊張が解かれたような気がしました。
「えっ、しょう君なの・・・、あはは、しょう君だったの、 あはは、なんだ、そうだったの。
ははぁ、なんか心配して損した。
そりゃそうね。 奈美とは幼なじみだものね。
なぁ~んだ、そうなんだ。 あたしも慌てん坊よね。
考えてみればそれもあるわよね。
私てっきり誰かに脅されて何か悪い道に走っているんじゃないかと心配しちゃった。
ははは、しょう君が使ったの」
「あっ、はぁいぃ・・・」
「奈美もね、女だから、
いつかは、誰かとどこかでしちゃうんだろうけど、そっか、そのお相手はしょうちゃんだったの。
そうなの・・・」
ボクは後ろめたさにうつむいたままです。
部屋に上がると牛乳を一杯、
奈美のおばさんはボクに気を使ってくれていつも体に良い牛乳を出してくれます。
テーブルをはさんで座ると、なんとなく改まった感じで緊張しました。
「あのね、ちょっと奈美の事を聞きたいの」
奈美のことと言われて、ボクのことではないので不安と緊張が和らぎました。
「あのね、ちょっと聞きにくい事なんだけど・・・、
んん~ん、なんて言うかなぁ。
あのね、あそこの引出しに何が入っているか知ってる?」
箪笥の上の方、小さな引出しを指さしました。
表情を変えないようにしたつもりですが、ドキッとしました。
だってそこには確かコンドームが入っていた引出しです。
その他に何が入ってるのかは知りませんが、例の物はあそこです。
おばさんにバレてはまずいと思ったボクは首を横に振りました。
「そう、知らないの。
実はね、しょう君だからいうんだけど、男と女というか、言いにくいんだけど・・・、
実は避妊具が入ってるの」
内心ドキドキしています。
「それがね、実はね、このところちょっとずつ無くなってるの。
瑠衣なら社会人だし、もし使うにしてもちゃんと自分で買うと思うの。
無くなるのは奈美のせいだと思うんだけど、奈美も年頃だし、変なことになってないかと心配で。
ねぇ、しょう君、何か知らない。 誰かと付き合ってるとか、変な噂を聞くとか、心配なのおばさん」
「・・・」
ボクのせいだと直ぐわかりましたが、それをおばさんに言うのは・・・
「ねぇ、しょう君、何か知らない。 誰かにいじめられてるとか。
あの子ね、表向きは気が強そうにみえるけど、ホントに小心者なの。
口だけは達者な分、何か抜き差しならない状況になってないかって、おばさん・・・」
やばい・・・!
おばさんは感情が高ぶった涙声になってきました。
おばさんに言いにくいのは、あたりまえなんだけど・・・
それよりおばさんを悲しませるのはもっと良くない。
どうしたものかと思いはしましたが、解決できる方法はたったひとつしかありません。
「あっ、あのぉ~」
「ん? 何か知ってるの。 決して怒らないし、奈美にも絶対言わないから教えて」
「あのぉ~、そのぉ~、・・・、ボクです・・・」
おばさんはキョトンとしました。
シラッとした空気が吹きましたが、おばさんは緊張が解かれたような気がしました。
「えっ、しょう君なの・・・、あはは、しょう君だったの、 あはは、なんだ、そうだったの。
ははぁ、なんか心配して損した。
そりゃそうね。 奈美とは幼なじみだものね。
なぁ~んだ、そうなんだ。 あたしも慌てん坊よね。
考えてみればそれもあるわよね。
私てっきり誰かに脅されて何か悪い道に走っているんじゃないかと心配しちゃった。
ははは、しょう君が使ったの」
「あっ、はぁいぃ・・・」
「奈美もね、女だから、
いつかは、誰かとどこかでしちゃうんだろうけど、そっか、そのお相手はしょうちゃんだったの。
そうなの・・・」
ボクは後ろめたさにうつむいたままです。