2011-02-17(Thu)
ボクの幼なじみ(中学生編)58
帰りは家に寄らず、まっすぐ奈美の家に寄りました。
少し早かったのですが、ひょっとしたら長居になるかもしれないし、早めに行こうと思ったのです。
着くと奈美が快く迎えてくれました。
そう言えばあれから久しくご無沙汰です。
お母さんの一件はまぁいいとして、瑠衣ねぇとの妖しい秘め事は予想外で生々しく記憶に残ってます。
2階に上がるとテーブルの前に座りました。
そうそうこの場所です。
瑠衣ねぇとやったのは。
やったというより、襲われた?という方が正解かも・・・
そんな事を奈美の前で考えてるとドキドキするので、
なるべく冷静にするべく雑念を振り払うように喋りだしました。
「元気やったんか? このところちぃ~ともみぃひんかったやん」
「うん、まぁ・・・、そのことはまた追々話するわ。 それよりしょうは学校、どうすんの?」
「ん、まぁ正直、あんまりよぉ~考えてへん」
実はうちのおかんにも話してない事がひとつあります。
新人戦のころから高校のスカウトがうちの学校を見に来ていたのです。
もちろんお目当てはうちの4番打者とピッチャー三上。
それは僕らにもわかってました。
でも先生がボソッと僕だけに洩らしたのです。
「おい、青井、お前も予備群やけど候補に入っとるらしいで」
結局先生は学校名を明かしてはくれませんでしたが、
夏の大会でええ成績収めたらお声がかかるかもしれんと言う事らしい・・・
さすがにその時はちょっと緊張しました。 野球推薦・・・
その事を後で振り返ってみれば、先生は奮発材料にしたかったみたいです。
どこで僕を見ていたのか?
もの凄く気にはなりましたが、大会でええ成績残せなかったらそれで終りです。
先のことなんか予想もつかへん。
でもどうしたものか・・・
考えてもわからへんし、それはそれで置いといて、今やるべき事をちゃんとやろうと考えたのです。
その事を奈美に言うべきか?
考えました。
「高校なんて行けるところしか、行かれへんし、2学期の期末まで頑張らんとしょうがないやろ」
「まぁ、そうやな・・・」
「・・・」
「なぁ、しょう」
「ん?」
「おんなじ学校に行けたらええな」
「まぁな」ちょっと上の空でした。
「でも、ひょっとしたら絶対無理かもしれへん」
?・?・?・?・?
少し早かったのですが、ひょっとしたら長居になるかもしれないし、早めに行こうと思ったのです。
着くと奈美が快く迎えてくれました。
そう言えばあれから久しくご無沙汰です。
お母さんの一件はまぁいいとして、瑠衣ねぇとの妖しい秘め事は予想外で生々しく記憶に残ってます。
2階に上がるとテーブルの前に座りました。
そうそうこの場所です。
瑠衣ねぇとやったのは。
やったというより、襲われた?という方が正解かも・・・
そんな事を奈美の前で考えてるとドキドキするので、
なるべく冷静にするべく雑念を振り払うように喋りだしました。
「元気やったんか? このところちぃ~ともみぃひんかったやん」
「うん、まぁ・・・、そのことはまた追々話するわ。 それよりしょうは学校、どうすんの?」
「ん、まぁ正直、あんまりよぉ~考えてへん」
実はうちのおかんにも話してない事がひとつあります。
新人戦のころから高校のスカウトがうちの学校を見に来ていたのです。
もちろんお目当てはうちの4番打者とピッチャー三上。
それは僕らにもわかってました。
でも先生がボソッと僕だけに洩らしたのです。
「おい、青井、お前も予備群やけど候補に入っとるらしいで」
結局先生は学校名を明かしてはくれませんでしたが、
夏の大会でええ成績収めたらお声がかかるかもしれんと言う事らしい・・・
さすがにその時はちょっと緊張しました。 野球推薦・・・
その事を後で振り返ってみれば、先生は奮発材料にしたかったみたいです。
どこで僕を見ていたのか?
もの凄く気にはなりましたが、大会でええ成績残せなかったらそれで終りです。
先のことなんか予想もつかへん。
でもどうしたものか・・・
考えてもわからへんし、それはそれで置いといて、今やるべき事をちゃんとやろうと考えたのです。
その事を奈美に言うべきか?
考えました。
「高校なんて行けるところしか、行かれへんし、2学期の期末まで頑張らんとしょうがないやろ」
「まぁ、そうやな・・・」
「・・・」
「なぁ、しょう」
「ん?」
「おんなじ学校に行けたらええな」
「まぁな」ちょっと上の空でした。
「でも、ひょっとしたら絶対無理かもしれへん」
?・?・?・?・?