2011-02-19(Sat)
ボクの幼なじみ(中学生編)59
「えっ、なんで?」
「あんな、うち、ひょっとしたら引っ越しするかもしれへん」
突然の言葉にびっくりしました。
小さな時からず~っと一緒に過ごした奈美。
まぁ良い時もあれば悪いこともあったけど、そんなこと全部ひっくるめても、なぜか一緒に過ごした幼なじみ。
好きとか嫌いとか、そんなんじゃなくって、小さな時は兄弟より仲良く過ごした仲間。
その奈美がいなくなるなんて、これぽっちも考えたことがありません。
「ええっ、なんで」
「あんな、うちのお父ちゃんが東京行かへんか、言うて・・・」
「ほんまにぃ、そんでいつやのん」
「まだ、わからん」
「・・・」
しばし沈黙。
完全、想定外の話です。
確かに学校では親の転勤で転校する人は見てきましたが、
なぜか自分の友達関係ではそういう人がいなかっただけにショックです。
ましてうちなんか転勤とは無縁の仕事をしているだけに、思いもよりませんでした。
奈美のところもそうなんだと思ってました。
「そうかぁ・・・」
沈黙の時間が苛立ちを生み、呟きました。
「なぁ、しょう」
「ん?」
「さみしい、うちがいなくなったら」
「そりゃ、そうや」
「ほんとに?」
「なんとのう長い付き合いやんか」
「そやな、あたいもしょう以外にそんな長い友達、おらん」
「お互い、そんなもんやろ」
「なぁ、しょう」
「ん?」偉くしんみり・・・
「あたいのこと、どう思う」
ややこしい、質問、来たぁ~~ぁ!
「ええっ、奈美は奈美やんか」わけのわからん事で濁すオレ。
「好きとか、嫌いとか、・・・ある?」
「そっ、そんなん・・・」冷や汗出まくり^^;
「なぁ、どっち?」
「そっ、そんなん、考えたこともあれへんわ」
言ってからしまったと思いました。
ここではあまり当りさわりのない事を言って切り抜けるのが得策と考えました。
「子供の時からずぅ~っと一緒にいてたやんか」
「それは、子供の時の話やん」
「んん、まあな。 そんでも嫌いやったら、ここにけえへんやん」
好きと言えないオレは最大限の譲歩です。
「なぁ、ちょっと聞いたんやけど。 しょう、黒木さんと付きおうてんの」
どっ、どっ、どっひゃ~~~あぁ~~~、そっちかい!!
「あんな、うち、ひょっとしたら引っ越しするかもしれへん」
突然の言葉にびっくりしました。
小さな時からず~っと一緒に過ごした奈美。
まぁ良い時もあれば悪いこともあったけど、そんなこと全部ひっくるめても、なぜか一緒に過ごした幼なじみ。
好きとか嫌いとか、そんなんじゃなくって、小さな時は兄弟より仲良く過ごした仲間。
その奈美がいなくなるなんて、これぽっちも考えたことがありません。
「ええっ、なんで」
「あんな、うちのお父ちゃんが東京行かへんか、言うて・・・」
「ほんまにぃ、そんでいつやのん」
「まだ、わからん」
「・・・」
しばし沈黙。
完全、想定外の話です。
確かに学校では親の転勤で転校する人は見てきましたが、
なぜか自分の友達関係ではそういう人がいなかっただけにショックです。
ましてうちなんか転勤とは無縁の仕事をしているだけに、思いもよりませんでした。
奈美のところもそうなんだと思ってました。
「そうかぁ・・・」
沈黙の時間が苛立ちを生み、呟きました。
「なぁ、しょう」
「ん?」
「さみしい、うちがいなくなったら」
「そりゃ、そうや」
「ほんとに?」
「なんとのう長い付き合いやんか」
「そやな、あたいもしょう以外にそんな長い友達、おらん」
「お互い、そんなもんやろ」
「なぁ、しょう」
「ん?」偉くしんみり・・・
「あたいのこと、どう思う」
ややこしい、質問、来たぁ~~ぁ!
「ええっ、奈美は奈美やんか」わけのわからん事で濁すオレ。
「好きとか、嫌いとか、・・・ある?」
「そっ、そんなん・・・」冷や汗出まくり^^;
「なぁ、どっち?」
「そっ、そんなん、考えたこともあれへんわ」
言ってからしまったと思いました。
ここではあまり当りさわりのない事を言って切り抜けるのが得策と考えました。
「子供の時からずぅ~っと一緒にいてたやんか」
「それは、子供の時の話やん」
「んん、まあな。 そんでも嫌いやったら、ここにけえへんやん」
好きと言えないオレは最大限の譲歩です。
「なぁ、ちょっと聞いたんやけど。 しょう、黒木さんと付きおうてんの」
どっ、どっ、どっひゃ~~~あぁ~~~、そっちかい!!