2011-02-22(Tue)
ボクの幼なじみ(中学生編)60
「ええ~、そっ、そっ、そんなん誰から聞いたん」
「そんなもん、学校中の噂になってたやん」
「ほんまぁ~」
「あたりまえやん、うちは嫌いやけど、結構男子から人気あるみたいやで、黒木さん」
「奈美は嫌いなん」
「嫌いちゅうこともないけど、この前、しょうのクラスに行った時、いろいろ聞かれたやんか」
「ああ、なんか言うとったな」
「あの時、なんかピンと来てん」
「なんて?」
「なんか、女の感。 きっとこの子、しょうに気があんねんと思たん」
「ほんまかいな」
「ホンマのところはわからへんけど、なんとなく、そんな気がしてん」
「ふ~ん」まんざらでもない気がしました。
「別にうち、しょうの彼女やあらへんし、どうだってええことやけど」
ヤバっ! このままゴネられたらエッチ、出来んようになる。
ここはご機嫌取りせな!
「別に、野球の話、ちょっとしただけやんか」
「ふ~ん、そうなん」疑いの目で見る奈美・・・
「ほんまやん、だいたいなぁ、オレと黒木さんがつり合うか?
ちょっと考えただけでもわかるんちゃうん」
「まぁ、わからんでもないけど。 くそ真面目やからな、彼女」
「そうそう、ふざけたオレとは合わへんやろ。 だいたいもっと頭よぉ~なかったら合わへん」
「まぁ、学校一の秀才やしな」
「やろ~~」
「でもなぁ、女ちゅうのはわからへんで」
「そうなん? そんなんわからへんわ」頭が混乱してきました。
「ほんまに、なんもないん」
「あるわけないやろ。 1回だけ駅前で話しただけやん」
駅前のファーストフードでお茶したのが皆にバレて噂になったものの、家に来た事まではバレてないはず。
ここは勝負で、バレてるのはそれだけのハズやし、
あまりややこしい事言うと明らかに機嫌を損ねてしまうし、
なんとかそれで話を丸めてしまわなアカンと考えたのです。
「そう言えば、坂上のこと聞いてきとったで」
嘘をつきました。 矛先を他に向けて話をはぐらかす手段です。
「坂上君って?」
「うちの3番打者やがな、お前のクラスちゃうん」
「ああ、あの子かいな。 そやな坂上君も賢いみたいやし」
「あいつも成績ええから高校もあっちこっち考えてるみたいやで」
「ふ~ん、そんなん。 そんなん全然知らんかった」
「そやろ」
「でも、坂上君って彼女居るんちゃうん」
「ああ、おる。 だからアカン言うてやった」
「ははっ、そうなん。 おもろいな、しょうの話」
「久しぶりやからやん。 いろいろあんで、他にも」
「ふ~ん、また今度聞かしてぇなぁ」
「ああ、いつでもええで。 まだ続けても」
「今日はアカン。 もうちょっとしたら姉が帰って来るし。 また今度」
瑠衣ねぇと顔を合わすのは、今はちょっとマズイと思ったボクは、
「ああ、わかった。 んじゃ、また」
「そんなもん、学校中の噂になってたやん」
「ほんまぁ~」
「あたりまえやん、うちは嫌いやけど、結構男子から人気あるみたいやで、黒木さん」
「奈美は嫌いなん」
「嫌いちゅうこともないけど、この前、しょうのクラスに行った時、いろいろ聞かれたやんか」
「ああ、なんか言うとったな」
「あの時、なんかピンと来てん」
「なんて?」
「なんか、女の感。 きっとこの子、しょうに気があんねんと思たん」
「ほんまかいな」
「ホンマのところはわからへんけど、なんとなく、そんな気がしてん」
「ふ~ん」まんざらでもない気がしました。
「別にうち、しょうの彼女やあらへんし、どうだってええことやけど」
ヤバっ! このままゴネられたらエッチ、出来んようになる。
ここはご機嫌取りせな!
「別に、野球の話、ちょっとしただけやんか」
「ふ~ん、そうなん」疑いの目で見る奈美・・・
「ほんまやん、だいたいなぁ、オレと黒木さんがつり合うか?
ちょっと考えただけでもわかるんちゃうん」
「まぁ、わからんでもないけど。 くそ真面目やからな、彼女」
「そうそう、ふざけたオレとは合わへんやろ。 だいたいもっと頭よぉ~なかったら合わへん」
「まぁ、学校一の秀才やしな」
「やろ~~」
「でもなぁ、女ちゅうのはわからへんで」
「そうなん? そんなんわからへんわ」頭が混乱してきました。
「ほんまに、なんもないん」
「あるわけないやろ。 1回だけ駅前で話しただけやん」
駅前のファーストフードでお茶したのが皆にバレて噂になったものの、家に来た事まではバレてないはず。
ここは勝負で、バレてるのはそれだけのハズやし、
あまりややこしい事言うと明らかに機嫌を損ねてしまうし、
なんとかそれで話を丸めてしまわなアカンと考えたのです。
「そう言えば、坂上のこと聞いてきとったで」
嘘をつきました。 矛先を他に向けて話をはぐらかす手段です。
「坂上君って?」
「うちの3番打者やがな、お前のクラスちゃうん」
「ああ、あの子かいな。 そやな坂上君も賢いみたいやし」
「あいつも成績ええから高校もあっちこっち考えてるみたいやで」
「ふ~ん、そんなん。 そんなん全然知らんかった」
「そやろ」
「でも、坂上君って彼女居るんちゃうん」
「ああ、おる。 だからアカン言うてやった」
「ははっ、そうなん。 おもろいな、しょうの話」
「久しぶりやからやん。 いろいろあんで、他にも」
「ふ~ん、また今度聞かしてぇなぁ」
「ああ、いつでもええで。 まだ続けても」
「今日はアカン。 もうちょっとしたら姉が帰って来るし。 また今度」
瑠衣ねぇと顔を合わすのは、今はちょっとマズイと思ったボクは、
「ああ、わかった。 んじゃ、また」