2011-03-12(Sat)
ボクの幼なじみ(中学生編)68
普段の教室内では女子と話する事はめったになく、
特に席の離れた黒木さんとは口を利くきっかけさえありません。
いつも遠くから見ているだけです。
でも黒木さんもなんとなく避けているような感じでした。
日が経つにつれ、なんとなくキスした事がヤバかったかなぁ~と日々反省し始めました。
でも最後の笑顔、別れ際の言葉、言葉そのものはドキッとした内容でしたが、
決して避難するような口調ではなく、どちらかというと起こった事に素直に受け入れたような気がします。
でも・・・それがそうであってももうちょっと教室内で何かあったらいいのにと思ったのも事実・・・
その連れない素振りに黒木さんの事はあきらめようかと思った週末の朝、
とぼとぼと登校したのを覚えています。
教室内の様子は普段とまったく変わりありません。
女子は女子でギャーギャーうるさいし、悪友の斎藤は何かと話しかけてくるし、
そんな昼休み、もうすぐ授業が始まる時にその事は起こったのです。
「青井君!」
席に一人座ってた僕に女の子の声。
うっと思って顔を上げると黒木さんが立っていました。
「これ高木先生に渡して。 高木先生、野球部の顧問でしょう。
2学期の運動会の要綱、生徒会でまとめたから先生に渡してくれる」
「えっ、ああ」
高木先生は体育の先生で野球部の監督です。
座って受け取ると礼儀が悪いと思い席を立ちました。
「中学校最後の体育祭だから、楽しい運動会にしようね」
黒ぶちメガネの奥から微笑んだ表情が眩しく、目がキラキラ輝いて見えます。
「それと、これ」
数枚あるプリントを横にずらし中から真っ白な手紙がチラッと見えました。
すぐにプリントを整えるとまとめてボクに渡してくれます。
「生徒会でまとめたものだけど、青井君も目を通しておいて損はないわよ」
「あっ、うん」
「じゃぁ、お願いね。 よろしく」
さっさと席を離れ自分の席に戻っていきました。
突然の事で何が起こったの?
ポヤ~ンとしてしまいましたが、
いつまでも立ってると変なので席に座るとすぐ先生が入って来て授業が始まりました。
体育祭の資料が机の上にあります。
黒木さんは生徒会でまとめたものを体育の先生に渡すようお願いしたのだから、誰も不信に思いません。
でもそのプリントの中に挟まれているものは・・・
相変わらずウマい事やるなと、ちょっと嬉しくなりました。
手紙は急いで読む必要がありません。
あとで一人になれるところでゆっくり読もうと考えカバンの中にしまいました。
特に席の離れた黒木さんとは口を利くきっかけさえありません。
いつも遠くから見ているだけです。
でも黒木さんもなんとなく避けているような感じでした。
日が経つにつれ、なんとなくキスした事がヤバかったかなぁ~と日々反省し始めました。
でも最後の笑顔、別れ際の言葉、言葉そのものはドキッとした内容でしたが、
決して避難するような口調ではなく、どちらかというと起こった事に素直に受け入れたような気がします。
でも・・・それがそうであってももうちょっと教室内で何かあったらいいのにと思ったのも事実・・・
その連れない素振りに黒木さんの事はあきらめようかと思った週末の朝、
とぼとぼと登校したのを覚えています。
教室内の様子は普段とまったく変わりありません。
女子は女子でギャーギャーうるさいし、悪友の斎藤は何かと話しかけてくるし、
そんな昼休み、もうすぐ授業が始まる時にその事は起こったのです。
「青井君!」
席に一人座ってた僕に女の子の声。
うっと思って顔を上げると黒木さんが立っていました。
「これ高木先生に渡して。 高木先生、野球部の顧問でしょう。
2学期の運動会の要綱、生徒会でまとめたから先生に渡してくれる」
「えっ、ああ」
高木先生は体育の先生で野球部の監督です。
座って受け取ると礼儀が悪いと思い席を立ちました。
「中学校最後の体育祭だから、楽しい運動会にしようね」
黒ぶちメガネの奥から微笑んだ表情が眩しく、目がキラキラ輝いて見えます。
「それと、これ」
数枚あるプリントを横にずらし中から真っ白な手紙がチラッと見えました。
すぐにプリントを整えるとまとめてボクに渡してくれます。
「生徒会でまとめたものだけど、青井君も目を通しておいて損はないわよ」
「あっ、うん」
「じゃぁ、お願いね。 よろしく」
さっさと席を離れ自分の席に戻っていきました。
突然の事で何が起こったの?
ポヤ~ンとしてしまいましたが、
いつまでも立ってると変なので席に座るとすぐ先生が入って来て授業が始まりました。
体育祭の資料が机の上にあります。
黒木さんは生徒会でまとめたものを体育の先生に渡すようお願いしたのだから、誰も不信に思いません。
でもそのプリントの中に挟まれているものは・・・
相変わらずウマい事やるなと、ちょっと嬉しくなりました。
手紙は急いで読む必要がありません。
あとで一人になれるところでゆっくり読もうと考えカバンの中にしまいました。