2011-06-28(Tue)
ボクの幼なじみ(中学生編)114
見る見るうちに黒木さんの顔が真っ赤になって行きました。
ボクも顔面を真っ赤にしているのは分かっています。
二人して顔面真っ赤。
なんとなく可笑しかったけど笑うわけにはいきません。
「ぼっ、ぼっ、く。 黒木さんの事好きやと思う。 だから・・・」
人生初めての告白です。
確かに今まで好きになった女の子はいましたが、それは憧れの中。
告ったことは一度もありません。
告る時はもっとかっこよくとは思いましたが、現実は甘くなかった。
緊張のあまりドモッたり、顔をマジマジ見ることは出来ませんでした。
うつむく黒木さん。
「あのね、そのことは私も考えてたの」
「・・・」 ちょっと嬉しいです。
「だって、・・・したでしょ」
・・・はキスのことだと考えました。
「だから、なにもないまま、このままズルズルしてたら良くないって」
だからこそ告ったんだって言いたかった。
「でも、けじめつけたら、なんとなく怖くて、それで言えなかったの」
「青井君こそ、彼女いないの?」
「いるわけないって」
「前に教室に訪ねて来た子は?」
やっぱり奈美の事を知っていた? いや覚えてた?
てか、あの時伝言を頼まれたのは黒木さんだったし。
「ああ、あれか。 あれは近所のおふくろの友達の子。 全然関係あれへん」
「ほんと?」
「うん、ほんまや」 ちょっと嘘かもしれません。
でも奈美は近所の単なる幼なじみ、彼女と呼べる関係になったことはありません。
確かに奈美とはエッチもしたけど、エッチしたからと言って彼女と呼べなかったのです。
エッチには百倍興味ある年頃、
そのお相手がタマタマ奈美だったということで恋愛感情とは全く別物と考えていました。
考えると男の勝手かもしれませんが、
奈美に対して惚れたはれたの感情も湧かなかったのも事実です。
だからこそ黒木さんを好きだと言えるのです。
奈美は全然関係ないとは言えませんが、恋愛対象外ともいえるのです。
でもそれを説明するとややこしくなるので関係ないの一点張りにしました。
「うふっ、うれし」
ポツンと洩らした黒木さんの言葉に嬉しくなりました。
「でもね、さっきも言いかけたけど、今、返事をしちゃダメだと思うの」
「?」
「だって私たちもうすぐ受験でしょ。 今は受験が一番大事だからそれからにしようと思うの」
「・・・」
「それまで、待ってくれる?」
せっかく思い切って顔面真っ赤にしながら告白したのに・・・お預けを食らった犬のようにポカンとしていました。
でもいいです。
NOの返事ではありません。
確かに学校一の秀才黒木さん、一生を左右する受験勉強の邪魔をしてはいけないと思いました。
ボクも顔面を真っ赤にしているのは分かっています。
二人して顔面真っ赤。
なんとなく可笑しかったけど笑うわけにはいきません。
「ぼっ、ぼっ、く。 黒木さんの事好きやと思う。 だから・・・」
人生初めての告白です。
確かに今まで好きになった女の子はいましたが、それは憧れの中。
告ったことは一度もありません。
告る時はもっとかっこよくとは思いましたが、現実は甘くなかった。
緊張のあまりドモッたり、顔をマジマジ見ることは出来ませんでした。
うつむく黒木さん。
「あのね、そのことは私も考えてたの」
「・・・」 ちょっと嬉しいです。
「だって、・・・したでしょ」
・・・はキスのことだと考えました。
「だから、なにもないまま、このままズルズルしてたら良くないって」
だからこそ告ったんだって言いたかった。
「でも、けじめつけたら、なんとなく怖くて、それで言えなかったの」
「青井君こそ、彼女いないの?」
「いるわけないって」
「前に教室に訪ねて来た子は?」
やっぱり奈美の事を知っていた? いや覚えてた?
てか、あの時伝言を頼まれたのは黒木さんだったし。
「ああ、あれか。 あれは近所のおふくろの友達の子。 全然関係あれへん」
「ほんと?」
「うん、ほんまや」 ちょっと嘘かもしれません。
でも奈美は近所の単なる幼なじみ、彼女と呼べる関係になったことはありません。
確かに奈美とはエッチもしたけど、エッチしたからと言って彼女と呼べなかったのです。
エッチには百倍興味ある年頃、
そのお相手がタマタマ奈美だったということで恋愛感情とは全く別物と考えていました。
考えると男の勝手かもしれませんが、
奈美に対して惚れたはれたの感情も湧かなかったのも事実です。
だからこそ黒木さんを好きだと言えるのです。
奈美は全然関係ないとは言えませんが、恋愛対象外ともいえるのです。
でもそれを説明するとややこしくなるので関係ないの一点張りにしました。
「うふっ、うれし」
ポツンと洩らした黒木さんの言葉に嬉しくなりました。
「でもね、さっきも言いかけたけど、今、返事をしちゃダメだと思うの」
「?」
「だって私たちもうすぐ受験でしょ。 今は受験が一番大事だからそれからにしようと思うの」
「・・・」
「それまで、待ってくれる?」
せっかく思い切って顔面真っ赤にしながら告白したのに・・・お預けを食らった犬のようにポカンとしていました。
でもいいです。
NOの返事ではありません。
確かに学校一の秀才黒木さん、一生を左右する受験勉強の邪魔をしてはいけないと思いました。