2011-07-19(Tue)
ボクの幼なじみ(中学生編)123
≪ 第九章 卒業間近 ≫
週末土曜日、練習が終わると一旦家に戻ってからすぐに奈美の家に行きました。
「早かったやん」
「来い言うから、早よ来たってんやん」
「ほ~かぁ~、ありがと。 お昼まだ出来てへんからテレビか漫画でも読んどって」
漫画といえども少女漫画ばっか、テレビも面白ないので
畳の床にゴロゴロ転がってテレビを見ているフリをしていました。
奈美を見ると相変わらずヒラヒラのミニスカにトレーナー。
いつでも襲ってくれと言わんばかりの服装に、
スカートの中が覗けないかと転がっているとたまにチラチラ白いものが見えます。
ちょこっと体の一部分がムクッとするおれ・・・
幼い頃はガリガリだった奈美も年頃になると、ちょこっとムチッとしたお尻。
改めて女の子らしい体型になってきたように思えます。
ご飯が出来ると座敷テーブルを挟んで食べました。
「そういえばこの間なんか話あるとか言うてたやん」
「その話はあとで、それより、しょう?」
「ん?」
「しょうは黒木さんと付きおうてんの」
ギクッ! できたら奈美とはそんな話をしたくない。
「まだや、そんなところまで行ってへん」
「ふ~ん、そぉかぁ~」
「なんやねん、なんかあるんか」
「いや、べつに」
「別にって、なんやねん」
「最近なぁ、朝の校門での服装チェック」
「どしたん」
「2学期になってから妙にあたしにやさしくなってん」
「やさしいって何?」
「スカート短くしてるやろ」
「うん」
「前までとやかく言われててんけど、最近は気をつけてねで終わってしまうねん」
「ふ~ん、向こうも言うの飽きたんちゃうん」
「アハッ、そうかもね。 でも2学期になったら急にやねん」
「そう・・・」 出来るだけ話の方向を変えたいボク。
「夏休みの間、しょうとなにかあったんちゃうん?」
「そっ、そんなあほな、なんもあるはずないやん」
「なぁ、しょうにとったらうちは何?」
「奈美は奈美やん」
「しょうとうちの関係は?」
「そんなもん、幼なじみに決まってるがな」
「幼なじみってなに?」
「幼なじみは幼なじみやろ」
「そんなんじゃなくって・・・」
「幼なじみはホンマに長い付き合いやし・・・、家族の次に来るもんちゃうんん?
まっ奈美とは家族みたいやけどな。 んでも前にもそんな話したことあったんちゃうん」
「まぁね、・・・」
「どないしたん?」
「・・・」
「なんかあんのん」
「あのな、うち、やっぱり引っ越しする事になってん」
とうとう来たと思いました。 「いつやの」
「卒業式、終わってから」
「学校はどうすんの」
「向こうの高校、受ける」
「そうなん・・・」
「・・・」
「・・・」
「あはっ、しんみりしてもうた。 ガラにも会わへんからやめとくわ」
「・・・」
「・・・」
奈美がそう言ったもののしんみりムードが漂います。
「なぁ、奈美」
「ん?」
「お前も言うとったけど、ボクらの関係って彼氏彼女やないやん」
「そやけど」
「家族みたいなもんやて」
「うん、そう」
「彼氏彼女やったら、くっ付く・別れるちゅうのあるけど」
「・・・」
「家族で別れるちゅうのないやろ」
「?」
「兄弟、家族ちゅうのは、どこにいてても家族やし」
「・・・」
「幼なじみも、どこにいてても幼なじみやろ」
「!」
「だから、そのぉ・・・なんて言うか・・・」
「しょう、ありがと。 私もおんなじ気持ちやと思う」
週末土曜日、練習が終わると一旦家に戻ってからすぐに奈美の家に行きました。
「早かったやん」
「来い言うから、早よ来たってんやん」
「ほ~かぁ~、ありがと。 お昼まだ出来てへんからテレビか漫画でも読んどって」
漫画といえども少女漫画ばっか、テレビも面白ないので
畳の床にゴロゴロ転がってテレビを見ているフリをしていました。
奈美を見ると相変わらずヒラヒラのミニスカにトレーナー。
いつでも襲ってくれと言わんばかりの服装に、
スカートの中が覗けないかと転がっているとたまにチラチラ白いものが見えます。
ちょこっと体の一部分がムクッとするおれ・・・
幼い頃はガリガリだった奈美も年頃になると、ちょこっとムチッとしたお尻。
改めて女の子らしい体型になってきたように思えます。
ご飯が出来ると座敷テーブルを挟んで食べました。
「そういえばこの間なんか話あるとか言うてたやん」
「その話はあとで、それより、しょう?」
「ん?」
「しょうは黒木さんと付きおうてんの」
ギクッ! できたら奈美とはそんな話をしたくない。
「まだや、そんなところまで行ってへん」
「ふ~ん、そぉかぁ~」
「なんやねん、なんかあるんか」
「いや、べつに」
「別にって、なんやねん」
「最近なぁ、朝の校門での服装チェック」
「どしたん」
「2学期になってから妙にあたしにやさしくなってん」
「やさしいって何?」
「スカート短くしてるやろ」
「うん」
「前までとやかく言われててんけど、最近は気をつけてねで終わってしまうねん」
「ふ~ん、向こうも言うの飽きたんちゃうん」
「アハッ、そうかもね。 でも2学期になったら急にやねん」
「そう・・・」 出来るだけ話の方向を変えたいボク。
「夏休みの間、しょうとなにかあったんちゃうん?」
「そっ、そんなあほな、なんもあるはずないやん」
「なぁ、しょうにとったらうちは何?」
「奈美は奈美やん」
「しょうとうちの関係は?」
「そんなもん、幼なじみに決まってるがな」
「幼なじみってなに?」
「幼なじみは幼なじみやろ」
「そんなんじゃなくって・・・」
「幼なじみはホンマに長い付き合いやし・・・、家族の次に来るもんちゃうんん?
まっ奈美とは家族みたいやけどな。 んでも前にもそんな話したことあったんちゃうん」
「まぁね、・・・」
「どないしたん?」
「・・・」
「なんかあんのん」
「あのな、うち、やっぱり引っ越しする事になってん」
とうとう来たと思いました。 「いつやの」
「卒業式、終わってから」
「学校はどうすんの」
「向こうの高校、受ける」
「そうなん・・・」
「・・・」
「・・・」
「あはっ、しんみりしてもうた。 ガラにも会わへんからやめとくわ」
「・・・」
「・・・」
奈美がそう言ったもののしんみりムードが漂います。
「なぁ、奈美」
「ん?」
「お前も言うとったけど、ボクらの関係って彼氏彼女やないやん」
「そやけど」
「家族みたいなもんやて」
「うん、そう」
「彼氏彼女やったら、くっ付く・別れるちゅうのあるけど」
「・・・」
「家族で別れるちゅうのないやろ」
「?」
「兄弟、家族ちゅうのは、どこにいてても家族やし」
「・・・」
「幼なじみも、どこにいてても幼なじみやろ」
「!」
「だから、そのぉ・・・なんて言うか・・・」
「しょう、ありがと。 私もおんなじ気持ちやと思う」