2011-08-13(Sat)
ボクの幼なじみ(中学生編)134
裸のままそっと抱きしめてやります。
あまりべそかかない奈美やけど、いく筋の涙があふれかえり、むせび泣きのような声を洩らしました。
「しょう・・・」
「ん?」
「さみしい」
「・・・」
奈美の問いには答えられません、いや、答える言葉を持っていません。
生れ育ったこの町、ここで生まれて、ここで大きくなって、ボクという友達ができ、
幼稚園から小学校、中学に至るまでいろんな友達ができたのです。
その友達の輪から1人だけ外れないといけません。
行先は奈美にとっては初めての土地。
家族しか知り合いがいないのです。
たまたま高校入学式からという変わり目なので、幾分、辛い思いをしなくて済みますが、
そのことを思うと奈美にかけてやる言葉が見つかりません。
「しょう」
「・・・」
「抱 い て」
きつく抱きしてめてやると、目からせきを切ったように涙がボロボロと溢れ、目が真っ赤です。
エッチが終わった後にこんな状況になるとは・・・
おろおろ・・・どうしてやれば良いのかわからず、本音は暇ですが、
黙って裸の奈美をしっかりと抱きしめてやるしかなかったのです。
しばらくして「ごめん、ありがとう。 しょうにゆってもしょうがないのにね」
「ううん、そんなことはないって。 ボクら、ずっと仲がええやろ」
「うん、ありがと」
「・・・」
「なぁ?」
「ん?」
「もし、うちが向こうにいって、彼氏出来たらどうする?」
「ええ、そんなん・・・」
「ねぇ、どうする」
「それはそれでおめでとうやないか」
「あはは、そやね」
「そやろ、そんなもん、ボクがアカンとは言われへんやろ」
「そやな、黒木さんとは仲良くしてね」
「ああ」 こんな時に黒木さんの名前を出してくるのは・・・。
「あたし、黒木さんやったらしょうにお似合いやと思う」
「ええ、そう?」
「うん、風紀委員の時はあれこれウルサイ女やと思ってたけど、
少し喋ったら、なんとなく良い子ちゃうかなと思った」
「ふ~ん、そう」
「なぁ、どっちから先に言いだしたん?」
「そんなん、・・・、忘れた」
「しょうが『付き合って』ってゆうたん?」
「忘れたて」
「ええやん、聞かしてぇなぁ」
「だから、忘れたって」
「ケチ!」
「言われても、どうやったか、よう覚えてへん」
「でも、なんとなく、わかるわ」
「なにが?」
「たぶん、言いだしたのは黒木さんの方やろ」
「そやったかなぁ?」
「うち、しょうの性格、十分知ってる。 付き合い、長いもん」
「まぁ、それは・・・」
「想像やけど、うちがしょうの教室に行ってパンツ借りに行ったやん」
「ああ、あの時な」
「その時、つないでくれたんは黒木さんやったやろ」
「ああ、そうや」
「あの後、しょうに『彼女、おらへん?』って誰かに聞かれへんかった?」
「そういえば、あったような・・・。 でも黒木さん、ちゃうで」
「当たり前や、そんなもん正面から聞けるはずないやろ。 仲のええ子に聞いてもうたんちゃう」
「ああ、そう言えば・・・」
「なんや、当たりか」
「そうやな、あの子、黒木さんと仲がええ子やったはず・・・。 鋭いな!奈美」
「当たり前や、女の感は鋭いって」
「コワッ!」
「黒木さんにもうちの事、覚られんようにしいや」
「・・・」
「黒木さんとは、まだ、してへんねやろ」
「そんなもん、できるはずないやろ。 相手は風紀委員長やで」
「なんや、うちやったらええんか」
「そういうつもり、ちゃうけど」
「まぁーええわ。 そのうち黒木さんとパンツ交換してみたら」
「そんなん、出来るはずないやろ」
「ええやん、やってみいな。 面白いで」
「・・・」
「しょうも大きなり過ぎてパンツに収まらんかったんやろ」
「・・・」
「女もな、エッチな気分になるって」
「ん? お前も、そうやったんか」
「あほっ、そんなもん、内緒に決まっとるやろ」
エッチ直後は涙涙でどうしようと思ってたのが、どうやら元気になったようです。
ひとまず、ひと安心。 体を離してお互い服を着ました。
あまりべそかかない奈美やけど、いく筋の涙があふれかえり、むせび泣きのような声を洩らしました。
「しょう・・・」
「ん?」
「さみしい」
「・・・」
奈美の問いには答えられません、いや、答える言葉を持っていません。
生れ育ったこの町、ここで生まれて、ここで大きくなって、ボクという友達ができ、
幼稚園から小学校、中学に至るまでいろんな友達ができたのです。
その友達の輪から1人だけ外れないといけません。
行先は奈美にとっては初めての土地。
家族しか知り合いがいないのです。
たまたま高校入学式からという変わり目なので、幾分、辛い思いをしなくて済みますが、
そのことを思うと奈美にかけてやる言葉が見つかりません。
「しょう」
「・・・」
「抱 い て」
きつく抱きしてめてやると、目からせきを切ったように涙がボロボロと溢れ、目が真っ赤です。
エッチが終わった後にこんな状況になるとは・・・
おろおろ・・・どうしてやれば良いのかわからず、本音は暇ですが、
黙って裸の奈美をしっかりと抱きしめてやるしかなかったのです。
しばらくして「ごめん、ありがとう。 しょうにゆってもしょうがないのにね」
「ううん、そんなことはないって。 ボクら、ずっと仲がええやろ」
「うん、ありがと」
「・・・」
「なぁ?」
「ん?」
「もし、うちが向こうにいって、彼氏出来たらどうする?」
「ええ、そんなん・・・」
「ねぇ、どうする」
「それはそれでおめでとうやないか」
「あはは、そやね」
「そやろ、そんなもん、ボクがアカンとは言われへんやろ」
「そやな、黒木さんとは仲良くしてね」
「ああ」 こんな時に黒木さんの名前を出してくるのは・・・。
「あたし、黒木さんやったらしょうにお似合いやと思う」
「ええ、そう?」
「うん、風紀委員の時はあれこれウルサイ女やと思ってたけど、
少し喋ったら、なんとなく良い子ちゃうかなと思った」
「ふ~ん、そう」
「なぁ、どっちから先に言いだしたん?」
「そんなん、・・・、忘れた」
「しょうが『付き合って』ってゆうたん?」
「忘れたて」
「ええやん、聞かしてぇなぁ」
「だから、忘れたって」
「ケチ!」
「言われても、どうやったか、よう覚えてへん」
「でも、なんとなく、わかるわ」
「なにが?」
「たぶん、言いだしたのは黒木さんの方やろ」
「そやったかなぁ?」
「うち、しょうの性格、十分知ってる。 付き合い、長いもん」
「まぁ、それは・・・」
「想像やけど、うちがしょうの教室に行ってパンツ借りに行ったやん」
「ああ、あの時な」
「その時、つないでくれたんは黒木さんやったやろ」
「ああ、そうや」
「あの後、しょうに『彼女、おらへん?』って誰かに聞かれへんかった?」
「そういえば、あったような・・・。 でも黒木さん、ちゃうで」
「当たり前や、そんなもん正面から聞けるはずないやろ。 仲のええ子に聞いてもうたんちゃう」
「ああ、そう言えば・・・」
「なんや、当たりか」
「そうやな、あの子、黒木さんと仲がええ子やったはず・・・。 鋭いな!奈美」
「当たり前や、女の感は鋭いって」
「コワッ!」
「黒木さんにもうちの事、覚られんようにしいや」
「・・・」
「黒木さんとは、まだ、してへんねやろ」
「そんなもん、できるはずないやろ。 相手は風紀委員長やで」
「なんや、うちやったらええんか」
「そういうつもり、ちゃうけど」
「まぁーええわ。 そのうち黒木さんとパンツ交換してみたら」
「そんなん、出来るはずないやろ」
「ええやん、やってみいな。 面白いで」
「・・・」
「しょうも大きなり過ぎてパンツに収まらんかったんやろ」
「・・・」
「女もな、エッチな気分になるって」
「ん? お前も、そうやったんか」
「あほっ、そんなもん、内緒に決まっとるやろ」
エッチ直後は涙涙でどうしようと思ってたのが、どうやら元気になったようです。
ひとまず、ひと安心。 体を離してお互い服を着ました。