2011-08-16(Tue)
ボクの幼なじみ(中学生編)135
一緒に食べたケーキの皿を片づけ、牛乳のお代わりにテレビを見ていると、
玄関口から物音が聞こえ階段を登ってくる音がしました。
間一髪、セーフ、エッチしてた事がバレなくて済みそうでした。
「あっ、お姉ちゃん、お帰り」
「ただいま。 なんや、しょう君も来てたんや」
「おじゃましてます」
「なんや、二人して、何しとったん」
「今日はバレンタインやで、二人でケーキ食べてたん。
それより姉ちゃん、今日は早い。 バレンタインやちゅうのに誰もおらへんかったんかいな」
「うるさい、やかましい! ほっといて」
「うん、ほっとく」
思わず二人の会話に苦笑していました。
「それより、なんか変な空気漂ってんで。 あんたら何してたん?」
「何してるって、ケーキ食べてたんに決まってるやろ」
「それと・・・」
「それ以外に何があるちゅうの」
「ふ~ん、まぁええわ。 奈美、ひと言、言うとくわ」
「ん? なん?」
「ケーキ食べただけやのに髪の毛、ボサボサ」
ソッコー、洗面所に飛んで行きました。
「あらあら、図星や」 奈美に聞こえるように言ってます・・・(汗;)。
「ケーキ食べたついでに、奈美も食べられたんかなぁ~」
さすがにボクもバツの悪さにうつむいていました。
すると瑠衣ねぇがにじり寄って来て、「奈美が食べられたちゅうよりも、しょう君が食べられたんか?」
「・・・」 そんなもん、答えられるはずがありません。
「来月になったら引っ越しするし、最後の思い出作りやな」
「・・・」
「ええけど、それよりうちも食べてみたいわ」
おっぱいを誇張しながら更ににじり寄って来ると「どぉ、奈美より大きいし、忘れられへんやろ」
うぅぅ、そりゃ大きいけど、そりゃ、ムチムチプリンは魅力的やけど・・・
奈美がそばにいると思うと、緊張のあまり頭がパニクってしまいました。
「なにしてるの!」 奈美の怒気を含んだひと言。
「べ~つに、ちょっと話、してただけやん」
「なんの話」
「かまへんやん、そんなこと」
ムスッとしています。
「しょう、そろそろ帰らなあかん時間やろ」
「あっ、うん」
「下まで送っていったるわ」
「あっ、うん、サンキュー」
玄関口を出ると「引っ越しまであと一カ月ぐらいやねん」
「ほんまに、さみしなるな」
「できたら、お願いやねんけど」
「なんやねん、そんな遠慮せんと何でもゆうたら」
「ええんかな?」
「なにが?」
「制服の第一ボタン、私に頂戴」
「えっ、制服って学生服?」
「うん、そう」
「なんでそんなもんいるねん」
「知らんの?」
「何が・・・」
「卒業したら制服はもういらんやろ」
「まぁそうやな」
「記念にボタン貰うのが女の子にとってええねん」
「ようわからんな。 なんの役にも立たんやろ」
「ゆうたやろ、記念やて。 にぶい奴。 ちなみ言うとくけど第二ボタンは黒木さんに渡しや。
彼女は第二ボタンと決まってねん」
「そんなもんなん?」
「うちの最初の男はしょう、だから一番目のボタンちょうだいな」
「そんなもんで良かったら」
「ええな、ほなキープやで」
「ああ」
「それと・・・」
「?」
「あと、もうちょっとだけやし、時間のある時でええさかい、ちょくちょく遊びに来てな」
「ああ、わかった。 んでも・・・」
合格発表からしばらくすると、高校野球部の先生から連絡があって
出来る限り練習に顔出しするように言われました。
卒業式まではまだ間がありますが、ボクにとって高校野球はもうすでに始まっているのです。
その事を言うと「だから都合のいい時だけでええから」というのです。
それには異はありません。
できるだけ奈美と一緒にいてやりたいとも思いますが、黒木さんの事もあるし・・・
玄関口から物音が聞こえ階段を登ってくる音がしました。
間一髪、セーフ、エッチしてた事がバレなくて済みそうでした。
「あっ、お姉ちゃん、お帰り」
「ただいま。 なんや、しょう君も来てたんや」
「おじゃましてます」
「なんや、二人して、何しとったん」
「今日はバレンタインやで、二人でケーキ食べてたん。
それより姉ちゃん、今日は早い。 バレンタインやちゅうのに誰もおらへんかったんかいな」
「うるさい、やかましい! ほっといて」
「うん、ほっとく」
思わず二人の会話に苦笑していました。
「それより、なんか変な空気漂ってんで。 あんたら何してたん?」
「何してるって、ケーキ食べてたんに決まってるやろ」
「それと・・・」
「それ以外に何があるちゅうの」
「ふ~ん、まぁええわ。 奈美、ひと言、言うとくわ」
「ん? なん?」
「ケーキ食べただけやのに髪の毛、ボサボサ」
ソッコー、洗面所に飛んで行きました。
「あらあら、図星や」 奈美に聞こえるように言ってます・・・(汗;)。
「ケーキ食べたついでに、奈美も食べられたんかなぁ~」
さすがにボクもバツの悪さにうつむいていました。
すると瑠衣ねぇがにじり寄って来て、「奈美が食べられたちゅうよりも、しょう君が食べられたんか?」
「・・・」 そんなもん、答えられるはずがありません。
「来月になったら引っ越しするし、最後の思い出作りやな」
「・・・」
「ええけど、それよりうちも食べてみたいわ」
おっぱいを誇張しながら更ににじり寄って来ると「どぉ、奈美より大きいし、忘れられへんやろ」
うぅぅ、そりゃ大きいけど、そりゃ、ムチムチプリンは魅力的やけど・・・
奈美がそばにいると思うと、緊張のあまり頭がパニクってしまいました。
「なにしてるの!」 奈美の怒気を含んだひと言。
「べ~つに、ちょっと話、してただけやん」
「なんの話」
「かまへんやん、そんなこと」
ムスッとしています。
「しょう、そろそろ帰らなあかん時間やろ」
「あっ、うん」
「下まで送っていったるわ」
「あっ、うん、サンキュー」
玄関口を出ると「引っ越しまであと一カ月ぐらいやねん」
「ほんまに、さみしなるな」
「できたら、お願いやねんけど」
「なんやねん、そんな遠慮せんと何でもゆうたら」
「ええんかな?」
「なにが?」
「制服の第一ボタン、私に頂戴」
「えっ、制服って学生服?」
「うん、そう」
「なんでそんなもんいるねん」
「知らんの?」
「何が・・・」
「卒業したら制服はもういらんやろ」
「まぁそうやな」
「記念にボタン貰うのが女の子にとってええねん」
「ようわからんな。 なんの役にも立たんやろ」
「ゆうたやろ、記念やて。 にぶい奴。 ちなみ言うとくけど第二ボタンは黒木さんに渡しや。
彼女は第二ボタンと決まってねん」
「そんなもんなん?」
「うちの最初の男はしょう、だから一番目のボタンちょうだいな」
「そんなもんで良かったら」
「ええな、ほなキープやで」
「ああ」
「それと・・・」
「?」
「あと、もうちょっとだけやし、時間のある時でええさかい、ちょくちょく遊びに来てな」
「ああ、わかった。 んでも・・・」
合格発表からしばらくすると、高校野球部の先生から連絡があって
出来る限り練習に顔出しするように言われました。
卒業式まではまだ間がありますが、ボクにとって高校野球はもうすでに始まっているのです。
その事を言うと「だから都合のいい時だけでええから」というのです。
それには異はありません。
できるだけ奈美と一緒にいてやりたいとも思いますが、黒木さんの事もあるし・・・