2012-03-15(Thu)
あおりんご 58
「それより黒木さんとはまだ続いているの」
「まぁ、ぼちぼち」
「そう・・・」 なんとなく彼女は不機嫌そうな表情。
返事が中途半端な言葉だっただからだろうか?
「あの携帯、今も使ってる」
「そんなん、しょちゅう変えられへんがな」
「前のまんま?」
「当たり前や」
「んじゃ、見せて」
「なんやまた人の携帯、チェックかいな」
「ええやん、私やったらいいでしょ。 だって携帯のメルアド設定したのは私やもん」
黒木さんの名前を知られた以上、特に隠すものはないのでかばんから取り出し彼女に渡した。
「まぁ、あれからだいぶん傷ついたわね」
「しゃーないやん、カバンの中でゴロゴロしてるし」
「中、見ていい?」
ん? ギクッ!
「もちろん、メールは見ないから、アドレス帳だけ見ていい」
「ああ、別に隠す人おらへんし、かまへん。 んでもメールは見んなよ」
「ふ~ん、あれから少しは増えたようやね」
「そりゃそうやろ」
「ふ~ん」
彼女はアドレス帳だけみてあっさりと返してくれました。
ホッとする一方、すぐ返してくれたのはなんでやろと思ったんです。
携帯そのものには興味はなかったのか。
返してくれた携帯をしげしげ眺め、表にしたり裏にひっくり返したり、閉じたり開けたり・・・。
フッと気づくとボクがそうしている間、彼女は黙ったまんまボクの様子を見ていました。
会話が途切れて悪いなと思ったんですが、何を話しかけていいのかわからず、
何気なしにメールを見られてないか確かめたくなりました。
そんな方法はないんですが、とりあえず受信メールを開けたのです。
でもその画面を見られたくないと思いテーブルから腕を下ろし、ベルト付近で開けました。
「なにしてるん?」
「いや、ちょっと」 メール、見てるなんて言えません。
「ちょっと、携帯をテーブルの下に持っていかんといて」
「えっ、なんでやねん」
「青井くんもそうゆう趣味あるんやね」
「ん? なにが?」
「机の下からそっとカメラで女の子の足、写すの」
「えっ!?」
思い出した!
そういえばクラスの奴が机の下から女の子の下半身を狙って写真を撮り、喜んでいた奴がいた。
写真を見せてもらうと机の下から女の子の“ひざぼん”が写ってて、なんとなくエロっぽい。
中には見事にパンチラを成功させた奴もいてて、男子の間で盛り上がってた。
それと同じ事をボクがしようとしたと増宮が思ったたんだ。
そんなつもりは全然なかったんで、慌ててテーブルの上に手を上げた。
「ホラホラ、そんなに慌てて、やっぱりそうだったんだ」
「ちゃうて、そんなん、するつもり、あれへんて」
ちょび、緊張気味に喋った。
「青井くんは変わってないのね」 クスっと笑われた。
ちょび、( `_ゝ´)ムッ
「でも携帯見ないで、よくちゃんと写せるわね。 角度が難しいでしょ」
「なれ、ちゃう。 うまい奴はうまい」
「青井くんは?」
「おれはあかん。 めっちゃ下手」
「じゃぁ、やってみてよ」
「ほへっ?」
「見てみたいんだ。 どんなふうに写るのか」
「えっ、どうして?」
「青井くんだから言うけど、以前やられたことがあるん。 すけべ男子に」
「そうなん? で、ダイジョブだったん?」
「だと思うけど、確証ないし、どんなふうに撮られたかもわかんない」
「そやったんか」
「だからどんなふうに撮られたのか見てみたい。 自分じゃできないし」
「ええんか?」
「でも、最初に見るのは私、 青井くんはそのあと、それでいい?」
「ああ、かめへんよ」 (ちょびスケベ心がおっきした!)
「まぁ、ぼちぼち」
「そう・・・」 なんとなく彼女は不機嫌そうな表情。
返事が中途半端な言葉だっただからだろうか?
「あの携帯、今も使ってる」
「そんなん、しょちゅう変えられへんがな」
「前のまんま?」
「当たり前や」
「んじゃ、見せて」
「なんやまた人の携帯、チェックかいな」
「ええやん、私やったらいいでしょ。 だって携帯のメルアド設定したのは私やもん」
黒木さんの名前を知られた以上、特に隠すものはないのでかばんから取り出し彼女に渡した。
「まぁ、あれからだいぶん傷ついたわね」
「しゃーないやん、カバンの中でゴロゴロしてるし」
「中、見ていい?」
ん? ギクッ!
「もちろん、メールは見ないから、アドレス帳だけ見ていい」
「ああ、別に隠す人おらへんし、かまへん。 んでもメールは見んなよ」
「ふ~ん、あれから少しは増えたようやね」
「そりゃそうやろ」
「ふ~ん」
彼女はアドレス帳だけみてあっさりと返してくれました。
ホッとする一方、すぐ返してくれたのはなんでやろと思ったんです。
携帯そのものには興味はなかったのか。
返してくれた携帯をしげしげ眺め、表にしたり裏にひっくり返したり、閉じたり開けたり・・・。
フッと気づくとボクがそうしている間、彼女は黙ったまんまボクの様子を見ていました。
会話が途切れて悪いなと思ったんですが、何を話しかけていいのかわからず、
何気なしにメールを見られてないか確かめたくなりました。
そんな方法はないんですが、とりあえず受信メールを開けたのです。
でもその画面を見られたくないと思いテーブルから腕を下ろし、ベルト付近で開けました。
「なにしてるん?」
「いや、ちょっと」 メール、見てるなんて言えません。
「ちょっと、携帯をテーブルの下に持っていかんといて」
「えっ、なんでやねん」
「青井くんもそうゆう趣味あるんやね」
「ん? なにが?」
「机の下からそっとカメラで女の子の足、写すの」
「えっ!?」
思い出した!
そういえばクラスの奴が机の下から女の子の下半身を狙って写真を撮り、喜んでいた奴がいた。
写真を見せてもらうと机の下から女の子の“ひざぼん”が写ってて、なんとなくエロっぽい。
中には見事にパンチラを成功させた奴もいてて、男子の間で盛り上がってた。
それと同じ事をボクがしようとしたと増宮が思ったたんだ。
そんなつもりは全然なかったんで、慌ててテーブルの上に手を上げた。
「ホラホラ、そんなに慌てて、やっぱりそうだったんだ」
「ちゃうて、そんなん、するつもり、あれへんて」
ちょび、緊張気味に喋った。
「青井くんは変わってないのね」 クスっと笑われた。
ちょび、( `_ゝ´)ムッ
「でも携帯見ないで、よくちゃんと写せるわね。 角度が難しいでしょ」
「なれ、ちゃう。 うまい奴はうまい」
「青井くんは?」
「おれはあかん。 めっちゃ下手」
「じゃぁ、やってみてよ」
「ほへっ?」
「見てみたいんだ。 どんなふうに写るのか」
「えっ、どうして?」
「青井くんだから言うけど、以前やられたことがあるん。 すけべ男子に」
「そうなん? で、ダイジョブだったん?」
「だと思うけど、確証ないし、どんなふうに撮られたかもわかんない」
「そやったんか」
「だからどんなふうに撮られたのか見てみたい。 自分じゃできないし」
「ええんか?」
「でも、最初に見るのは私、 青井くんはそのあと、それでいい?」
「ああ、かめへんよ」 (ちょびスケベ心がおっきした!)