2012-08-05(Sun)
露天風呂 3話
どうしたものかと考えていましたが長湯のおかげか、なかなか妙案が思いつきません。
しばらく思案を巡らせていると、そうだ、“私は逃げる必要がないんだ”と思えてきたのです。
だいたい向こうが悪い。
私は堂々と湯を上がり、出て行けばいいのだと考えだしました。
長湯からのぼせ気味なので冷静な判断は出来ていないとは思いましたが、それが一番だと思ったんです。
どのみち彼らが出るまで湯につかっているわけにもいきません。
どうせ出ていくなら、早い方が良いと考えたのです。
男の中へ全裸で歩いて行くのは危険かもしれないけど、ここはちゃんとした旅館の露天風呂。
変な事は滅多に起こらないと思います。
男連中も話の雰囲気から上下関係がはっきりした、会社関係の人だとわかったのも安心材料のひとつでした。
素っ裸の私がソバを通って歩いて行ったらどんなにびっくりする事でしょう。
少々の露出なら私はできます。
(でも少々・・・ではないですよね。 スッポンポンですもんね。 でもここはお風呂だからしょうがないか)
普通ならタオルで前を隠し、コソコソと隠れて逃げるように出て行くはずが、
なにも隠さないで裸で堂々と歩いて去ったらビックリ仰天、
きっと度肝を抜かれるんじゃないかとおかしさがこみ上げてきました。
“ひと泡吹かせてやりたい” そう思うと勇気が湧き立ってきました。。
思い切ってザブンと音を立てて立ち上がり、タオルは片手に握りしめ、
前も後ろも隠す事なく堂々と歩き始め出口に向かいました。
露天風呂の隅から出てきて、三日月型に沿って湾曲に歩き始めると直ぐ男性陣が目に入りました。
視線を合わすとなんとなくヤバイと思ったので、なるだけ出口しか見ないように歩いて行くと。
「それで竹野さん、た、ら・・・」
男性陣の会話が止まり、ワイワイガヤガヤやっていた連中が一斉に言葉を失いました。
あたりは私が一人で入っていた時と同じ静けさを取り戻し、
あたしが湯上りで濡れた足でヒタヒタと歩く音だけが露天風呂に響きます。
きっと私に大注目している事でしょう。
正面から歩いていますから、顔も、おっぱいも、あそこの黒い毛も、全部見られているはずです。
しかもタオル片手に、どこも隠さず堂々と歩く私。
そんな姿にびっくり、口をあんぐり開けて度肝を抜かしているはずです。
沈黙した男性のことを思うと、思わず苦笑がこみ上げてくるのを必死でこらえました。
ウフッ、たのしい。
真横を通り過ぎる時、上からチラッと見下したような一瞥(いちべつ)を送ることも思いつきましたが
それはしませんでした。
その代わり作戦を変更、出口付近に体を洗う場所があったのでそこで体を洗う事に決めました。
背中とお尻に男性4人、八つ目が視線をビンビン送ってくるのを感じましたが、
そうです、私は逃げる必要が無いのです。
今は女湯の時間、悪いのはあいつらの方で、あいつらこそ股間を隠しながらこそこそ逃げなくてはなりません。
そんな光景を想像したら気分は愉快でした。
しばらく思案を巡らせていると、そうだ、“私は逃げる必要がないんだ”と思えてきたのです。
だいたい向こうが悪い。
私は堂々と湯を上がり、出て行けばいいのだと考えだしました。
長湯からのぼせ気味なので冷静な判断は出来ていないとは思いましたが、それが一番だと思ったんです。
どのみち彼らが出るまで湯につかっているわけにもいきません。
どうせ出ていくなら、早い方が良いと考えたのです。
男の中へ全裸で歩いて行くのは危険かもしれないけど、ここはちゃんとした旅館の露天風呂。
変な事は滅多に起こらないと思います。
男連中も話の雰囲気から上下関係がはっきりした、会社関係の人だとわかったのも安心材料のひとつでした。
素っ裸の私がソバを通って歩いて行ったらどんなにびっくりする事でしょう。
少々の露出なら私はできます。
(でも少々・・・ではないですよね。 スッポンポンですもんね。 でもここはお風呂だからしょうがないか)
普通ならタオルで前を隠し、コソコソと隠れて逃げるように出て行くはずが、
なにも隠さないで裸で堂々と歩いて去ったらビックリ仰天、
きっと度肝を抜かれるんじゃないかとおかしさがこみ上げてきました。
“ひと泡吹かせてやりたい” そう思うと勇気が湧き立ってきました。。
思い切ってザブンと音を立てて立ち上がり、タオルは片手に握りしめ、
前も後ろも隠す事なく堂々と歩き始め出口に向かいました。
露天風呂の隅から出てきて、三日月型に沿って湾曲に歩き始めると直ぐ男性陣が目に入りました。
視線を合わすとなんとなくヤバイと思ったので、なるだけ出口しか見ないように歩いて行くと。
「それで竹野さん、た、ら・・・」
男性陣の会話が止まり、ワイワイガヤガヤやっていた連中が一斉に言葉を失いました。
あたりは私が一人で入っていた時と同じ静けさを取り戻し、
あたしが湯上りで濡れた足でヒタヒタと歩く音だけが露天風呂に響きます。
きっと私に大注目している事でしょう。
正面から歩いていますから、顔も、おっぱいも、あそこの黒い毛も、全部見られているはずです。
しかもタオル片手に、どこも隠さず堂々と歩く私。
そんな姿にびっくり、口をあんぐり開けて度肝を抜かしているはずです。
沈黙した男性のことを思うと、思わず苦笑がこみ上げてくるのを必死でこらえました。
ウフッ、たのしい。
真横を通り過ぎる時、上からチラッと見下したような一瞥(いちべつ)を送ることも思いつきましたが
それはしませんでした。
その代わり作戦を変更、出口付近に体を洗う場所があったのでそこで体を洗う事に決めました。
背中とお尻に男性4人、八つ目が視線をビンビン送ってくるのを感じましたが、
そうです、私は逃げる必要が無いのです。
今は女湯の時間、悪いのはあいつらの方で、あいつらこそ股間を隠しながらこそこそ逃げなくてはなりません。
そんな光景を想像したら気分は愉快でした。